歯並びの悪い状態は患者さんによって千差万別です。どの患者さんもすぐに矯正治療を始めた方が良いというわけではありません。したがって患者さんが治療をご希望なさった時には、まず最初に検査をして歯並びの悪い状態を診断し、矯正治療の開始時期と直すための装置を決定する必要があります。治療の進め方は図のように3つに大別できます。
- A:患者さんの年齢が11〜13歳以上の場合は、すぐに本格的な矯正治療を開始する
- B:著しい出っ歯や受け口などは、たとえ年齢が7〜10歳でもまず特に悪い前歯だけ治療し、全部の歯が生え代わるのを待ってもう一度本格的な治療をする
- C:患者さんが低年齢(4〜6歳)の場合は定期的な観察を続け、治療を始める適切な時期を決定します
このように患者さんによって治療の進め方は異なりますが、本格的な矯正治療をする期間は大体2年とお考え下さい。その時には1ヶ月に1度の割合で来院していただきます。本格的な矯正治療が終わった後は、簡単な装置を歯にかぶせてあともどりを防ぐ治療を行います。この期間もだいたい2年で、3ヶ月に1度の割合で来院していただきます。以上が矯正治療の進め方です。長い治療期間と思われるでしょうが、どうぞ矯正治療の進め方をご理解下さい。
| 〈後戻りを防ぐ治療に使う装置〉 |